仕事ができないのに自信満々な部下

自信たっぷりだから仕事を任せたのに、期限までに仕事を全く進めていなかった。

自信のあることを言っていたので、大丈夫だろうと思って指示をしなかったのに、蓋を開けたら顧客を怒らせていた。

このように自信たっぷりで、さも仕事ができるような態度をとる部下に騙されてしまう経験、社会人なら誰しもあります。

そのうち自信満々なやつほど仕事ができないという真理に気が付くかもしれません。

世の中には、自分は仕事ができると心底思いこんでいる自己認識力の低い困った人材が多いのです。

なぜ、仕事ができないのに自信満々なのか?

どうして彼らは自分の実力もないのに自信たっぷりなのでしょうか。

もともと人間は「能力の低い人」ほど、自分の能力を過信するという脳の構造になっているからなのです。

事実英国でとある実験が行われました。

被験者に対して論理的推論のセンスなどによるテストを実地させました。その後テスト結果について自己評価をさせたのです。

すると、底辺グループほど自分たちの能力を過信し、自己評価を高くつけていたのです。

一方で優秀なグループほど、自分たちの能力を過小に評価する傾向が出たのです。

つまり、能力が低い人は自分自身の能力を図る力さえ弱く、客観的に自己を理解できない「認識力」も低いという結果になったのです。

これはダニングクルーガー効果と言われています。

昔から日本では能ある鷹は爪を隠すということわざ通り、仕事ができる人ほど謙虚で、仕事のできない人ほど自信満々で大口をたたくというのは人間の本質なのです。

能力がないのに自信満々な部下との付き合い方

自己認識能力が低く、仕事ができないのに自信満々な部下に対してイライラしている方は、彼らの自己認識力を上げるためのアドバイスが必要です。

どんなに口で注意をしたり、アドバイスをしても、仕事ができない部下は能力が低いために、自分が仕事ができない存在であるという事がまず理解できないのです。

だから口頭注意や、感情的な説教は意味がなく、彼らに対して適正なマネジメントをしているとはいえません。

自信満々なのに仕事ができない部下に対しては、客観的事実を突きつける事で本人に「自分はもしかして仕事ができないのでは」という事実に気が付かせることが第一なのです。

例えばいつまでも仕事を覚えない部下Aに対して、仕事に対するテストを行わせ自己採点をさせる方法です。

自己採点というのは自分の中での自己評価と、客観的な評価の祖語を見つけやすく、結果を客観的に認めざるを得ない状況になるからです。

能力がないのに自信満々な部下との上手な付き合い方は、彼らに自己認識力がかけている事を気が付かせる事が大切なのです。

大口をたたき、自信満々だから「仕事もできるだろう」という思い込みは、上司である立場としては最もやってはいけない彼らとの付き合い方です。