出来るビジネスマンは自分が正しいと思わない

自分の言う事、考えることがすべて正しいと思っている人は残念ながらビジネスの世界ではあまりうまく行きません。

なぜなら人間というのはそれぞれ見えている世界が一人ひとり違うからです。そんな当たり前の事を忘れて自分の考えや自分の行動だけが正しいと思い込んでいるのは大変に危険。

ましてや貴方が多くの人材を活用する上司や経営者であれば、物事の一面しか見えない人間に部下はついてこようとは思いません。

仕事ができない部下に悩んでいる上司

例えば自分の部下が仕事ができないと悩んでいる人にとって、実は自分が部下の一面だけを見て批判、判断している事に気が付いていないのが問題です。

貴方の下にいる部下で、仕事ができないなと評価したくないと思うような部下がいるとします。

つまり「こいつは仕事ができない」という観点で、部下に対する思考が固定されているから、ますます相手の失敗や悪い点ばかりがフォーカスされてしまうのです。

このように人間は最初に固定された思考をもとに、他者を評価しがちです。

もしかしたら自分が「仕事ができないやつ」と思っている部下にもよい点はあるかもしれません。

例えば、貴方から見れば仕事は遅いけど他の誰よりも仕事が丁寧だとか、ミスがないとか、周りをフォローしているなどの良い点も持っているかもしれません。

ですが、「仕事ができないやつだ」という固定観念に固執して部下を評価する貴方には部下の良いところは見えないのです。

このような固定観念が強い人は、ビジネスの世界ではデメリットが多くなります。

  • 自分の実体験、判断だけが正しいと思い込む
  • 自分が見えていない世界は無いと判断する
  • 客観的な物事の判断が出来なくなる
  • 自分の正義が正しいと他人からの意見を聞かなくなる

固定観念というのは、実は貴方だけが見えている世界でしかありません。貴方が固定観念を持って部下に接してしまうと、貴方は正しく物事を見る事の出来ない人間という事になるのです。

自分から見えている相手の一面だけが、すべての事実だと思いこみ、「仕事ができない部下」という固定観念だけで相手を評価する上司、つまり部下からすると貴方は「部下の評価が正しくできない仕事ができない上司」になってしまうのです。

「自分は絶対的に正しい」と思う人は、ビジネスの世界では摩擦しか生みません。

年齢が上がるにつれて、自分が正しいと思い回りに不当にあたる「老害」と言われるような人間にもなってしまいます。

つねに自分が見えているものが正しいわけではないかもしれない、という多角的な視点を持つ事が大切なのです。